
2008/11/11 250号掲載 竹中のひとり言46
世界中が注目したアメリカの大統領選挙。結果は、オバマ氏の圧勝。
アメリカ国内のみならず海外でも「オバマ・フィーバー」が起きています。
「希望」「変革」を訴えてきたオバマ氏ならば、先行きがみえない米国
内を、そして世界を変えてくれるかもしれないとの期待感の高まりでし
ょう。
オバマ氏はシカゴでの当選演説で、人々の期待は受け止めながらも、
「前途は長く、上るべき坂は険しい。後退も、つまずきもあるかもしれない」と述べ、「変革」の実現が簡単
には進まないと率直に語りました。
そのうえで、「1年や1期(4年)だけでは到達できないかもしれないが、約束する。われわれは目標の地
点に必ず到達するということを」との決意を示しました。
党員集会・予備選挙・テレビ討論会など、日本の選挙のしくみと違い政策や思想信条を訴え、各地で遊説
を続けながら長い時間をかけて支持者を獲得していく「しくみ」は、人を惹きつけるカリスマ的魅力が必要
です。
とりわけ、あの演説の説得力は言葉のわからない私もひきよせられてしまいます。
「We」(我々)、「You」(あなた)を多用した短いフレーズ。
「Change」(変革)と「Yes,we can.」(私たちはできる)何度も言われると、何だかその気になってきます。
長い時間をかけて国全体の民衆に訴え、4年という任期の中で自分の政策を実行していくアメリカの大統
領と違い、いつ解散が行われるかわからない短命な内閣に期待を寄せるのも難しいのかも知れませんが、
不機嫌そうな顔で、インタビューに応えるどこかの国の首相にも「Yes,we can.」と自信を持って、笑顔で言
ってもらいたいと感じる今日この頃です。
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